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ラマダン入り [社会]

今日8月11日から、今年のラマダンに入りました。ラマダンとはイスラム歴の9月のことで、イスラム教の開祖であるムハンマドに聖典コーランが啓示されたと伝えられる神聖な月なんだそうです。
この約1ヶ月は、子供等一部を除いて、ムスリムは日中(日の出から日没まで)断食(プアサ)をしなければなりません。夜はいくら食べてもかまいません。そして、毎日5回のお祈りをしなければなりません(普段でもしてますけど)。
私には無理・・・日没後食べちゃだめっていうのならできなくはないと思うけど。よくやるよな~、って思います。

ムスリムは早朝というかまだ夜に起きて、日の出前に御飯を食べ、日中は食事をがまん(水もダメ)、日没後に夕飯をいただきます。ちなみに、夜食べる量が増えるので、食品の消費量は普段より増えるんだそうです。太りそうな生活ですよね。昼は仕事はするけど、やはり能率は落ちるかと。地方では午後仕事しなーい(または仕事にならない)、ってところもあるようです。

当地の英字新聞にこんなのが一面の端に載っていました。Imsakが日の出、Subuhが早朝のお祈りの時間、Maghribが日の入りの時間。たぶんラマダン中は毎日載るのかと。

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プラザインドネシアに行くとアラビア風の飾りつけがされていました。

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さて、この時期は敬虔なムスリムはちゃんと断食してますが、そこはインドネシア、結構適当な人も。こっそり食べる人もいるし、意外と堂々と食べちゃってる人もいます。最初はするけど、途中であきらめちゃうとか。

ムスリム以外の人にとってのプラスは、この時期お昼のレストランはすいていること。人気のレストランにランチに行くのはいいかも~。
あと、今日19時ごろ職場を出て家路についたら・・・道がすかすか!! たいてい帰り(21時前くらいまで)は混んでて、早くても25分、最悪で1時間かかるところ、なんと15分で帰れました! みんなご飯食べてるんでしょうね。
ずっとすいてるといいんだけど。

我がドライバーはムスリムで、ちゃんと毎年断食している模様。なので今日はテンション低かったです。
今年も無事故でラマダンを乗り切ってもらわねば、と思うところ。
私の秘書(ローカルスタッフ)はクリスチャンなので断食なんて関係ないわ~ってな感じで、いつもどおり元気でした。

サッカーサポーター [社会]

スディルマン通りを北上中、何やらオレンジ色の軍団が乗ったバスがたくさん走っています。車の窓を開けて撮影。ばっちりカメラ目線。

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ドライバー曰く、今日はサッカーの試合があるそうで。
インドネシア人はサッカー好き。プロのサッカーリーグがあり(ただしレベルは低いようで、ワールドカップは出場経験なし)、熱狂的なサポーターもたくさん。Jakarta Post(以下英文引用)によるとPersija Jakarta club と Arema Malang(Malangは東ジャワ州)の試合があったようです。Many Persija fans are members of the official fan club, known as Jakmania, whose members wear orange. ということで、私が見たのはPersijaのサポーターだった模様。さらに、Arema fan said that around 50,000 supporters would turn half of the stadium blue. “We came here by trains and 138 buses,” he said. 本当でしょうか・・・試合のあるスナヤンスタジアム(国立競技場)はなんと収容人数10万人だそうです。1962年の第4回アジア競技大会開催の際、ソ連の援助で建てられたとのこと。古いですね・・・行く機会はあるかしら?

スタジアム入口には屋根の上にもサポーターが乗ったバスが連なっていました。試合開始2時間前ですけど・・・
屋根から落ちて車にひかれる人、いるんじゃないかな。気をつけてよ~。

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3 in 1 [社会]

ジャカルタ一の大通り、Thamrin通りとSudirman通り(一つの通りで名前が途中で変わる)は、平日の朝夕それぞれ約3時間、一台の車に3人以上乗っていないと走ってはいけない、という制度、それが3 in 1。2003年から始まった制度です。タクシー等の一部の車は除外。大通りに入口付近にはこんな看板が見られます。

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少なくともこの制度のおかげで、この通りの朝のラッシュはない。でも「ジョッキー」と呼ばれる人を乗せて(距離によってジョッキーに払う値段の相場がある。大通り入口付近にたいてい並んで客待ちをしている)、3人以上にして走る車も少なくはない。ただ、たまたま違反が見つかって罰金(金額不明)をとられるのと、毎回ジョッキーを乗せて走るのとどっちがコスト高なのか?と思う。
夕方は暗くなってしまえばわからないせいか、少なくとも5時半以降は渋滞。その前は比較的すいてるんじゃないかと。

こちらはThamrin通り。昼ごろに撮影したもの。

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先日の新聞報道によると、この制度、州政府等は交通ラッシュ軽減に効果はなかった、と結論づけ(いまさら?と思うが)、新たな制度を導入することを検討しているらしい。それも、ロードプライジングで、導入初期では全ての車から一回乗り入れると利用税としてRp.20,000(約200円)!徴収するというもの。万一実現したら結構な出費ですよ・・・朝は出勤でこの道使うし・・・裏道は時間がかかりすぎるし・・・仕事でも・・・
課金するにしてもシステムができないとどうしようもないので、すぐとはいかないだろうけど。ーさて、どうなることやら。

Car Free Day [社会]

1月の最終日曜日。
11時に車に乗り込んで買い物にいざ出発というところ、ドライバーが「tidak ナントカ」と言っている。ナントカは聞きとれないけど、tidakは動詞や形容詞を否定する言葉。何を言っているんだろうと数秒考えて・・・ああ、そういえば、今日はカーフリーデーだということをすっかり忘れていました。
カーフリーデーと言っても(正式な言い方ではないと思いますが)、全く車に乗ってはダメ、という日ではなく、メインストリートであるThamrin通りとSudirman通りが、朝(何時か不明)から午後1時まで走れない日なのです。(他の通りが走れない日もあります。)
この通りの側道や別の道を通って目的地に行かねばなりません。以前この日に出掛けて、普通30分で行くところ1時間半かかったことがあります・・・今日の最初の目的地はプラザスナヤン、そんなに遠くないのでまあ大丈夫かな。

Sudirman通りの側道を走っていきました。本線を見ると、いつもは大量の車がある通りなのですが、がらーんとしています。トランスジャカルタはいつも通り走ってます(そもそもバスレーンだし)。その他の車、バイクも走行禁止。で、変わりに走っているのは自転車!普段ほとんど自転車なんてみかけない(ましてやマウンテンバイクなんて皆無)ですが、この日ばかりはたくさんの自転車が走っています。家族だったり、友達が数人集まって走ってたり、マウンテンバイクで一人トレーニングのごとく走ってる人がいたり。

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それにしても、自転車好きにはありがたいでしょうが、その他の人には迷惑なことです。普段よりも渋滞するし、損失の方が大きいのでは・・・と私は思うのですが。

巡視船 はやと [社会]

日本の海上保安庁の巡視船「はやと」が海賊及び海上テロ対策に関する相互協力及び連携の推進・強化策の一環として、ジャカルタのタンジュンプリオク港に寄港しました。
今日は日本人向けに一般公開、ということで、たくさんの家族連れに混じって見学してきました。

第十管区海上保安本部鹿児島海上保安部の巡視船で、ヘリコプターも乗ってます。ヘリの名前は「ひろせ」。なんか人の名前みたい。ヘリは運転席にも乗ることができました。ちゃっかり記念撮影もしちゃいました。
船は長さ105.4m、総トン数3,200トン、巡視船の中では普通の大きさなのかな?

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インドネシア海域は、日本への海上輸送の観点で非常に重要な海域です。特にマラッカ海峡は太平洋(南シナ海)とインド洋(アンダマン海)を結ぶ主要航路の一つで、日本人の生活を支える輸入原油の8割以上がこの海峡を通っているそうです。年間の通過船舶数は約10万隻、タンカー・コンテナ船などの大型船も頻繁に行きかっています。
インドネシア海域での船の安全航行のためにも、日本はいろいろ支援を行っているそうです。

独立64周年 [社会]

来週8月17日はインドネシアの独立記念日です。
街は紅白の国旗(メラ・プティ)が至る所ではためき、お祝いの看板もあちこちに。なぜか我がアパートにもお祝いの看板が掲げられています。露店でも紅白のかざりがつけられています。国中お祝いムードです。

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今年は独立64周年。第二次世界大戦の終戦直後(終戦の定義にもよりますが)にスカルノ大統領により独立が宣言されました。
17日には大統領宮殿での式典があり、各地で運動会等のイベントが開催されるそうです。
この日は祝日でお休みになり、インドネシアのnational dayでもあります。ちなみに日本のnational dayは天皇誕生日。ちょっと趣が違うような・・・

Jakarta Fishing Port [社会]

今日はジャカルタ漁港に視察に行ってきました。
巨大な冷凍施設、エビ加工工場、製氷工場などを見た後、漁港の工事現場等をぐるっと見て担当の方からいろいろ説明していただきました。
初めて見るものばかりでなかなかすごかったです。

冷凍施設はすごく巨大!で国内及び輸出向けの肉、魚、アイスクリームなどが保管されていました。すごく寒かった!-20℃ぐらいかな?半袖だったので凍えそうでした。

エビ加工工場には、各地で養殖されたエビが運ばれてきます。頭と殻をむいて、大きさをそろえてきれいにならべて箱に詰め、最後に冷凍して製品パッケージに入れて終了です。すべて手作業です!約1,000人の方が働いているとのこと。たくさんの雇用も生みだし、外貨も稼いでいます。
製品はお隣のタンジュンプリオク港からアメリカ、日本、ヨーロッパに輸出されているとのこと。
ここのエビは化学物質が入っていないものしか扱っていないそうで、検査もちゃんと行っているとのこと。日本ではインドネシアのエビは他の国のものよりも高値で売れるそうです。ここの出荷時の額の何倍の値段で消費者に届くのでしょうか・・・

ちなみに、この漁港ではマグロも大量に扱われており(見学できませんでしたが)、よいものは腸等を取った後、スカルノハッタ空港から成田空港まで冷蔵で空輸されています。これもかなり高額で取引されているとのこと。コンスタントに空輸しているので、航空会社にとってもよいお客さんになっているという話を聞きました。

漁港は埋め立て地ですが、地盤沈下が激しく(ジャカルタ全体が地下水のくみ上げのため地盤沈下が激しいのです。)、あちこち海水で浸水してます。最初にできた水産加工工場は完全に浸水し、今は他の所で操業しているとのこと。リハビリ(かさ上げ)工事が終わったらまた戻ってくる予定だそうです。

まだそんなに潮が高くないときでも道路が海水に浸ってます。            

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漁港の入口周辺はイリーガルな家屋が建ち並ぶエリアですが、漁港西側の対岸はお金持ち華僑が住むエリアです。全く違った景色でした。

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鉄道初体験 [社会]

今日は、お仕事の関係の方にアテンドしてもらって、インドネシアの電車に初めて乗りました。と言ってもローカルがぎゅうぎゅう詰めのすさまじい電車ではなく、クーラーもついてちゃんと窓もドアもある電車です。鉄道初心者コースです。
左の写真が乗った電車。インドネシアで生産された車両です。右は車内の様子。お客さんは少ないです。きれいだし快適です。

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マンガライ駅を午後3:35に出発。定刻より5分遅れです。
右回りにタナアパン、アンケ、パサールスネン駅などを周り、ジャティネガラ駅で折り返して1周約1時間。遅れることなく到着しました。お値段はRp.3,500(約32円)です。
途中、車掌さんとその助手(?)が切符の確認にきました。助手が切符を確認して、車掌は見てるだけ。車掌さんは偉いので何もしないそうです。トラブルがあったときだけ対応するんだとか。

線路沿いにはイリーガルな家屋やゴミがたくさん。大通りとは真逆の途上国の風景が連なっていました。

途中の駅の風景。線路が椅子になってます。   別の駅。ホームにはたくさんの人がいます。

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ちなみに、ローカルぎゅうぎゅう詰め窓なしドアなし列車はたくさん走ってます。聞いたところでは、車内もぼろぼろ、いろんな物売りや音楽家がいて、とにかく暑くて汗臭いそうです。たぶん普通の日本人には長時間耐えられないでしょう。そんな電車には乗れません・・・
また、長距離の列車(ディーゼル車)もたくさんあって値段は激安ですが、ダイヤ通りに動くことはまずなくて、数時間遅れるのはしょっちゅう。それがあたりまえ。

日本の中古車両もたくさん走ってます。見覚えのあるマークや日本語がところどころに。
マニアが喜ぶような列車もたくさんあるそうです。

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長距離でもクーラー付き座席指定の列車もあるので、次はそれに乗って旅行したいな。あらかじめ3時間くらい余裕をもって・・・

爆弾テロ発生 [社会]

今朝、ジャカルタで爆弾テロがありました。7:45頃にメガ・クニンガン地区のRitz-Carlton hotelとJ.W. Marriot hotelで爆発。
職場でも朝、出勤時間の間に緊急連絡網で連絡が回ってきました。
昼過ぎの情報では死者は外国人を含む9名、負傷者は52名。日本人の被害者はいません。Marriotには日本人ビジネスマンの宿泊客がいましたが、巻き込まれずに無事でした。
また、Marriotでは未爆発の爆弾も見つかり、処理されたとの情報も。
メガ・クニンガン地区では国軍200名、警察関係者1,000名が動員され、警備を強化したとのこと。

なお、朝10:30頃ジャカルタ北部のムアラ・アンケ地区で自動車爆発が発生。これもテロかと思わずにはいられませんでしたが、単なる電気系統のショートによる事故だったそうです。

インドネシアでは2005年10月のバリ連続爆弾テロ以降、テロは起こっていませんでした。なので結構衝撃的な事件です。ちなみにMarriotは2003年にも爆弾テロがありました。
遠い国で起こっているテロをTVを見て傍観しているというのはよくあることですが、自分の行動範囲の中で起こっているテロとなるとやっぱり不安になります。

さすがに現場は行けないので、テレビでの放送を撮影。煙がもくもく上がってます。

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今日は金曜日なので、普段だったら仕事後の帰宅時には大渋滞なのですが、今日は全然渋滞していませんでした。やっぱり外出を控える人が多かったのかな・・・

明日から当地はたまたま日本と同じように3連休。家でじっとはしていられないけど、欧米系のホテル等は近づかない方が無難だろうなぁ。正直怖いです。

大統領選挙 [社会]

今日は5年に1度の大統領選挙投票日です。大統領令により平日だけど休日に。といっても職場は通常通りお仕事。ローカルスタッフはいつもの3割くらいだけ出勤してました。

午前中職場で企画された投票所見学ツアーに行ってきました。3ヶ所の投票所を回りました。
まず、驚いたのは屋外であること。立派なテントのようなものが張ってあって、そこで投票をします。名前を受け付けで確認し、その後少し待って名前が呼ばれたら投票用紙をもらって投票。最後に重複投票防止のために小指に青いインクをつけて終了です。インクは洗っても1日はとれないそうです。
大統領、副大統領の3組が立候補していますが、現職のユドヨノ大統領の再選が確実だと言われています。

こちらは高級住宅街にある投票所。なお、有権者は17歳以上、結婚している場合は16歳から投票できます。若い人たちも投票に来ます。

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